「一人の路上生活に戻すな」ー公設派遣村移動先で実態を聞く(1月5日)
1月4日で終了した「公設派遣村」の入所者(国立オリンピックセンター)833人は1晩だけ12箇所のカプセルホテルに宿泊(768人)、そして今日(1月5日)大田区のなぎさ寮(556人)はじめ2箇所の宿泊施設に移動し生活が始まりました。バス17台できたそうですが、行く先の説明もなく不安の中での移動でした。
私は、かち都議、大山ともこ都議と一緒にどのような状況になっているか、応援できることはないか、なぎさ寮に行きました。もともとなぎさ寮は70年代に越冬対策(山谷対策)としてできた施設です。また運営しているのは都から委託されているY福祉会です。公設派遣村に来ている人たちのこれからの生活、仕事の基盤をどのようにしていくのか行政による専門的支援がどうしても必要です。医務室がありましたが、医師も看護師も常駐していません。足を捻挫しているという男性は、オリンピックセンターにいるときに申し出たが「こんなに人がいっぱいいるからちゃんと伝わっていないかも」といっていました。宿泊する場所は30〜40人が雑居寝するようなところで「一人たたみ2畳です」と都の部長。山梨から来たという43歳の男性は、建設会社で道路工事の現場監督をしていたが会社が倒産、その後ほかの会社で準社員として働いたがそれもうまくいかず、家庭も崩壊一人で仕事を求めて上京してきたとのこと、新宿で路上生活をしていて、相談してみようとこられたそうです。「帰るところができただけでもまだましです。享年の派遣村は大変だなーと思ってテレビを見ていた、まさか自分が…」またほかの男性は「どこか仕事がないでしょうか」と話していました。「年越し派遣村が必要ないワンストップサービスを作る会」の井上さんは、総合的に采配取れる人の配置を」と要望しています。明日から生活保護の相談が始まります。夢の持てる2010年にするため、政治、大企業が責任はたすこと・・私は、さらに頑張ること!