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学校図書館の実情

大田区教育委員会は2005年度の教育予算の目玉事業として学校図書の整備費として2億5000万円を計上しました。子ども文教委員会でも図書が届いていると発表がありましたので、早速学校に見学に行きました所、「本は届いたものの整理がおいつかない」と抱え込んでいる状況に・・・これは大変な事だと調査を開始し、定例会の教育予算の中で質問に取り上げました。
*問題点1、本の選定は教職員が子どもの実態にあわせてするのではなく、リストに基づき1週間と言う短期間に行うよう指令が出された事(リストには著者名もない、辞書など複数購入の禁止)、リストを作ったのは図書流通センターという大田区が区立図書館を委託している株式会社です。
*問題点2、図書の貸し出し、整理は、コンピューターへの入力、バーコード化する為専門的知識が必要です。それも教職員でやりなさいとのこと、マニュアルを参考といっても入力は専門的知識が必要であり、又授業を行いながら誰にやれと言うのでしょうか、入力はぜひ教育委員会で専門家を配置すべきです。
*問題点3、学校図書館には専門職員(司書)がおいていないため、使用中以外は入室が出来なかったりカギがかけられている状態です。子ども達の豊かな読書活動の為には、専門職がいて、本を薦めたり、手渡してくれる人が必要です。司書または専門職員を配置すべきです。
最後に、今回の調査の中で、館山養護学校には本が届いていなかった事もわかりました。これは早急に解決する事を求めました。
この事業は4年間の計画ですから、せっかくのよい計画が無駄にならないよう引き続き私も改善のために努力したいと思います。