保育料の値上げ条例が自民党、公明党、生活者ネットワーク、未来、新政党の賛成で可決しました.民主党は表決の棄権を行いました。
若い子育て世代の望む1番は保育料の値下げなど「経済的支援」であると内閣府は発表しました。それは、若い世帯がパートやアルバイトで生活が苦しい事ということが反映したものです。私たちのアンケートはがきにも「生活が苦しいから共働きしているのに、保育料が値上げされたら何の為に働いているかわからない」と書き込まれていました。そういう中で大田区は保護者住民に十分な説明もないなか保育料の値上げ条例を出し、賛成多数で可決してしまいました。又、民主党はどうしたかと言うと議場を退場です。子ども文教委員会では、「この議会で決定を出すのはできない」としてやはり退場でした。私たちも、審議不十分であるし、継続ができるのならもっと時間をかけたいと主張しました。しかし、委員会の中で、今日採択したいと言う委員長の提案に採決が行われ、賛成多数で採択がおこなわれることになりました。採択をすると言うことになれば、この条例に賛成か、反対かの意思表示はしなければならないわけで、退場する事は、保育料値上げに賛成したものと同じではないでしょうか。このことは『表決の棄権』です。「議員は住民の代表である以上は、議会に出て表決権を行使する権利を有するとともにその義務がある。それが表決を行使しないとなれば、住民の信託に応えないことになり、議員としての職務を果たさない事になるわけで、棄権は厳に慎まなければならない」となっています。民主党の対応はどう見てもおかしい事です。自分たちの要求が通らないと言うことで大事な採決に加わらない事は単に『だだっこ』と同じではないかと思うのです。