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国土交通省から「第4本目滑走路」許容開始後の早朝の飛行経路について示されました。

大田区は国からの提案を受けたと急遽3月29日「羽田空港対策特別委員会」を開催し報告をしました。その内容は(日本共産党大田区議団のホームページにも掲載)現在早朝7時台〜8時台の北風時7ノット以上羽田上空を5便飛ぶというものを、4本目の滑走路(D滑走路)許容開始後は3便にするというものです。また、飛行機をさらに低騒音に変更することや将来的に廃止するというものです。皆さんはどのように考えますか?
もともと、羽田空港問題対策特別委員会ができた経過を考えてみましょう。昭和48年(1973年)に騒音や公害などの被害に悩まされてきた地域住民の声を受け、議会をあげて『羽田空港撤去決議』がだされました。これをうけて、昭和49年(1974年)に都市対策特別委員会から独立し、以来37年間この委員会は騒音問題に取り組んできました。羽田空港の沖合移転も騒音問題解消に伴うもので常に地域住民と議会で話し合ってきたものです。昭和56年(1981年)には移転対策協議会(国・都・品川区長・大田区長)が協定を結びました。しかし、平成12年(2000年)にはB滑走路の許容開始に伴い朝の早朝5便を内陸部を飛行したいと国から区に提案がありました。日本共産党大田区議団は沖合移転は内陸部を飛ばないという約束であり、約束違反だと反対し、区に対してもその立場に立つことを求めてきました。さらに、09年9月より、横田空域の一部開放により新たに石川町や雪谷などを飛行し、騒音発生という問題があります。
区議会開催の前に開かれた、地元中心の騒音対策問題協議会では、これまで5便を3便にする、将来的に廃止をするというのは前進だ。国が需要があるというなら仕方がない。飛行機も騒音の軽減するものと言っているのは前進である。など了承をしたというものです。
問題点)
A滑走路とD滑走路を使用することになるのすが、増便増便になる中で廃止できる保証はどこにもありません。
まず、内陸部をとばないダイアを組むことです。
日本共産党区議団は、区議会をあげて意思決定や反対の表明をすべきであると委員長に求めましたが「次に考えていきたい」と持ち越しました。皆さん、ぜひ区議会に声を届け、傍聴をお願いします。