大田区立第2保育園と大田区立高畑保育園の民間委託に反対しました。
今議会に民間委託にするための議案が出ました。大田区立保育園の歴史は、1951年(昭和26年)8月の「大田区立保育園条例」の施行に基づき開園した大田区立矢口保育園に始まります。社会状況の変化、女性の社会進出など保育を必要とする子どもの数が増え「ポストの数ほど保育園を」の運動などで大田区立保育園は60園になりました。
大田区立保育園は、障害児保育、0才児保育、子どもの離乳食・給食、アレルギー、アトピー対策、延長保育につながる特例保育、また、保護者会との連携など地域住民の方々に育てられながら、より良い保育のために私立保育園とともに実践を重ねてきました。
特に障害児保育は、国が1974年に障害児保育を実施することの通知を出しても実施に至らない中、大田区では保育園での保育は無理であると判断された子どもの保護者から、行政不服審査請求が出され大田区議会での請願採択などを経て、障害児保育を始めたのが大田区立池上第2保育園でした。まだ保育実践がない中、手探りで、行政、保護者、保育士など職員、地域住民の方々で障害児保育を切り開いてきました。この「公」の仕事をつぶしていいのでしょうか。区立保育園の歴史を学んでほしい。私は、民営化に反対し今後もよりよい保育がされるようがんばります。