日本共産党区議団が提案した、議員の交通費の支給をやめる条例提案は否決となりました。賛成は維新・立憲・フェア民でした。残念ですが、引き続き頑張っていきます。6月26日本会議で討論した内容は以下の通りです。
議員提出第7号議案大田区区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例の賛成討論を行います。
日額旅費の支給を廃止するための条例改正の議案です。日額旅費は、大田区議会議員が議会、委員会に出席する際1日当たり3000円が支給されているものです。歳費を受け取りながらさらに日額旅費として交通費を受け取る議員に対し「2重どりではないか」「区議会に徒歩や自転車、またはバス・電車で行く場合も3000円は多すぎるのではないか」などの声が区民から出ています。
委員会の反対の意見で、不支給の区はまだ23区内でまだ7区であるという意見がありましたが、江東区が今期より不支給となり、日額旅費を不支給とした区は23区中の約3割という状況です。東京都をはじめ全国自治体で大きく広がっています。「時期尚早」、「今後模索していきたい」との意見もありましたが、区民の暮らしは昨今の異常な物価高騰で大きな影響を受けており、区内中小企業の賃上げは進まず、年金で生活している方々も食費を削るなどが実態です。
議会費の日額旅費の予算は1048万円余です。支給を廃止すれば貴重な財源として区民に回すことができます。区民の声に向き合い一刻も早く不支給とすることが求められています。
日本共産党区議団は8年前に日額旅費を不支給にする条例の改正を提案しました。その後、支給された日額旅費は積み立てています。受け取りを拒否すると寄付行為に当たり、議員の寄付は違法行為となるからです。党区議団は議員を引退した際区に寄付することとしており、先日、19期で引退した大竹たつじ前議員は149万7千円、黒沼良光前議員は142万8千円を、大田区に寄付しました。 日額旅費 交通費の不支給を大田区でも実現をすべきであり、条例改正に賛成します。以上で討論を終わります